「ストレスは肌荒れの原因」ということは以前から言われてきたことで、肌荒れを防いだり、改善するためには、まずはストレスをためないこと、ストレスを減らすことが大切だと言われてきました。
しかし、ストレスが強くなってくると、それが身体の状態にも現れてきて、ストレスを軽減させたからといって簡単に不調を改善することができにくくなります。
特にストレスの状態が敏感に現れやすいのは肌で、肌はストレスのセンサー(バロメーター)ともなっています。
ストレスと肌の関係からみていく、身体が普通に耐えられる程度のストレスであったら、少しくらい肌に刺激があるものがあっても影響が出にくく、肌荒れを起こしていたとしても改善は簡単かもしれません。
ところが、ストレスが強くなっている状態では、少しの刺激が強い影響を与えることになって、ストレスを解消しても、なかなか元の状態には戻ってくれなくなります。こうなると、肌に刺激を与えるものは極力避けながら、身体の状態を元に戻していくようにしないと改善されにくくなってしまいます。
ストレスによって肌に影響が出る理由としては、血流の低下、ビタミンB群の不足、ホルモン分泌の乱れ、便通の乱れ、活性酸素の発生など、さまざまなことがあげられます。
ストレスが肌に対して、どんな影響を与えているのかというメカニズムがわかれば、それぞれの状態に合わせた対応がわかるようになり、的確な対策をとることができるようにもなります。
ストレスに負けない健康な肌を保つことができるように、不調の理由を知り、これを改善する方法を身につけるようにしたいものです。
〔日本メディカルダイエット支援機構 理事長:小林正人〕