ツイン・ウォーク79 健康づくりを支援する人を支援する

2種類の歩き方をして健康効果を高めるツイン・ウォークは、ただ歩けばよいわけではなくて、一定の歩き方をしなければならないことから、その方法を伝える必要があります。

最も親切な方法は1人ずつ実践的に教えていくことですが、それでは伝えるのに時間がかかりすぎます。グループごとに教えることもあるのですが、これも難しいところがあります。それは各人の情報をキャッチする能力、それを各人が活かす能力のレベルがわかっていないことです。

非常に吸収力がよくて、理解度も高い人がグループの中にいる一方で、そうでない人もいるからです。そのような状況であることから、理解度が高い人に伝えるようにして、その方がリーダーとなってツイン・ウォークをグループに伝え、健康づくりに役立ててもらうようにしています。

健康づくりに関わるグループは、運動に限らず、食事やリラクゼーションまでさまざまですが、その中には健康リテラシー(健康や医療に関する正しい情報を入手して、理解して活用する能力)が高い人が高確率で存在しています。

リーダーを通じて、その健康リテラシーが高いグループが理解して広めていくことで、正しい情報が正しく、しかも早く伝わると信じています。それは、健康づくりを支援する人を支援することであり、しっかりと教えてもらえる人に教えることが重要だと考えています。

グループ内でツイン・ウォークを知った方が、そのグループ内で実践するだけでなく、家族や職場などでも伝え、それが地域の健康づくりにもつながっていきます。間違いや勘違いが広まっていく“伝言ゲーム”とならないように、伝えるべきことを文章化して支援する人に渡すようにしています。
〔日本メディカルダイエット支援機構 理事長:小林正人〕