タイトルの「検定問題の正解」は、検定の試験問題に対する解答という意味ではありません。検定の問題の出し方として、正しいのは何かということを意味しています。
検定は、特定の分野の知識の状態を確認するために受験するものですが、その試験問題の出し方は検定によって大きく違っています。最も多いのは通常の試験と同様に、正しいものを選ばせる、正しいことを書かせるというもので、これは教科書や講習テキストで学んでいる人を対象としているものです。
検定は“腕試し”の位置づけもあって、特に学習をしていない人が、自分の知識やレベルを確認するために受ける場合もあります。合格、不合格を決定するための試験問題であれば、正解、不正解の判定だけでよいことになるのですが、今の実力を確認するためのものであるなら、通常の試験問題では、何が問われているのかもわからないということにもなります。
「治検」(治療用語検定)の場合には、健康診断を受けたことがある人なら聞いたことがある用語で、自分の健康を気づかう人なら気になって調べたり、関心があれば目や耳に飛び込んでくる用語です。
そのため、腕試しの意味で検定を受ける人もいます。それでも知識や関心のレベル差はあり、検定を受けることによって講習テキストを読んでいなくても、知識が高まっていくような試験問題が望まれています。
それに応えるように、検査や生活習慣病の基本的なことを学べるような出題内容としています。それを示した上で、問題を出しています。
通常の試験問題に比べたら作成も採点も大変なことで、講習テキストと整合させるための努力と工夫も必要になるですが、それが「治検」の正解だと私たちは考えています。
〔日本メディカルダイエット支援機構 理事長:小林正人〕