今回のタイトルは、「売り手よし、買い手よし、世間よし」という近江商人の心得の“三方よし”のアレンジというか、口の悪い人に言わせるとパクリです。
「出し手よし、受け手よし」というのは健康づくりの実践のことを指しています。これまでは健康関連の講習と情報発信が活動の中心だったのですが、新たに進めていることは企業や団体の従業員のための健康づくり活動で、従業員の中から窓口になる(なりたいと自己申告した)人に講習を実施して、企業・団体の健康づくりを進めてもらうことを目指しています。
健康に関わる情報は日進月歩で、怪しい情報も溢れていることから、窓口の受講者に継続的に情報を発信していくことにしています。その窓口の方と企業・団体にとって「受け手よし」となるだけでなく、健康づくりを進めている私たちにとってもよい結果となる「出し手よし」となることも願っての活動です。
その「出し手よし」も収益的によいという商売感覚ではなくて、倫理法人会に入会してから考えを新たにしました。それは社会に貢献することを重視して、受け手から得たものは活動にために当てるものを除いて、社会課題の解決のための貢献活動の拡充に当てるという考えです。
このことが「世間よし」につながります。いくら「世間よし」の活動であっても、それが続かなければ意味がありません。健康づくりは、それに取り組む人との継続的な交流も重要ですが、それと同時に(場合によっては、それ以上に)実際に健康づくりに指導や相談に関わる専門家との交流も重要になります。
出し手と受け手を結ぶためには、専門用語を理解しやすく伝える手段も大切で、そのためには勉強し続け、本当に理解できれているのかを常に確認するという、大変なことの連続となります。それを面倒なことだとは思わず、続けるためにも多くの理解者を得ることが大切になってくると認識しています。
〔日本メディカルダイエット支援機構 理事長:小林正人〕