健康デザインは、健康づくりに必要な食事、運動、休養などの中から、それぞれの人に適したものを選択して提供することを目標としています。食事だけで健康になることもできなければ、運動だけでも休養だけでも無理があるということで、それぞれのパーツの組み合わせを紹介するわけです。
さらに、食事と運動、食事と休養、運動と休養の組み合わせとタイミングによって、より効果を高めよう、しかも無理なく継続できるようにしようというのはメディカルダイエットの手法で、そのベースがあるから単にパーツを組み合わせているわけではないということを伝えるようにしています。
これは食事によって栄養の質と量が確保されていることが大前提となっています。栄養素が不足している状態で運動を実施しても効果が得にくく、場合によっては逆効果になりかねないということがあるからです。
食事で栄養が充分に摂取できていればよいものの、食事の内容を確認するためのツールの「食生活チェック」を実施してみると、明らかに不足している栄養素、現状の食事では補うことが難しい栄養素、通常の食事では足りているようでも運動や疾患などの関係で多くの摂取がすすめられる栄養素がある人が非常に多くなっています。
不足するものを補うのはサプリメントで、そもそもサプリメント(supplement)は補助、補完、補充といった意味があります。何も栄養素を補うものだけがサプリメントではなくて、運動が足りない人が無理なく実施できるようにすることも、休養の時間が充分に取れない人のためのアイデアなどもサプリメントと同じ位置づけと考えることができます。
とはいえ、健康デザインの基本となる食事で不足するものを補うところからスタートする必要があるとの考えで、サプリメントの情報を発信するために講習テキストまで用意しています。260ページを超えているので、必要な部分をピックアップして提供することができるように準備しています。
〔健康ジャーナリスト/日本メディカルダイエット支援機構 理事長:小林正人〕