治検18 検定システムの活用

検定は、検定そのものを用いて教育と利益の追求を目的としたものがある一方で、検定と名づけているものの実際はPRの一環ということもあります。前者の検定であっても、検定によってオンリーワンとナンバーワンを目指すこともあれば、オンリーワンだけ、ナンバーワンだけというものもあり、さらに、どちらも目指さないという場合もあります。

その最後のタイプを治検は想定して活動しています。治検は略称で、正式名称は治療用語検定です。治療用語は、その名のとおり治療に関わる用語の知識をもって予防と治療に取り組んでもらうことを目的としています。

治療の前提となる検査を理解する用語から始まって、生活習慣病の治療に関わる用語、そして予防と治療のために必要な食事、運動、休養などの用語を検定問題として出しています。これに加えて、検定試験を受けるために必要な知識を得るための講習テキストが用意されていて、これを自習するだけでなく、要望する人には講習テキストを用いた講習も用意されています。

この検定試験、講習テキスト、座学講習もしくは通信講習というスタイルは、検査用語、治療用語、予防・改善用語だけでなく、健康に関わる、どのような検定にも使えます。さらに言うと、健康に関わることではなくても、どんなものにでも使うことができます。

重要なのは検定システムであって、検定と講習の組み合わせを使って、進めたいことを進めていくことができます。検定システムには、それなりの仕組みと仕掛けがあって、これを使えば何でもできるといっても、やはり相応しい内容というのはあります。無理に検定に合わせて、かえってうまくいかなかったというのは過去にもあるので、まずは内容と方法の一致が大切になってきます。
〔日本メディカルダイエット支援機構 理事長:小林正人〕