厚生労働省は、「健康に配慮した飲酒に関するガイドライン」を発表しました。飲酒量と健康に配慮した飲酒の仕方等についての前半を紹介します。
◎飲酒量(純アルコール量)と健康に配慮した飲酒の仕方等について
アルコールのリスクを理解した上で、次に示す純アルコール量に着目しながら、自分に合った飲酒量を決めて、健康に配慮した飲酒を心がけることが大切です。
(1)飲酒量の把握の仕方
お酒に含まれる純アルコール量は、
「純アルコール量(g)=摂取量(ml)×アルコール濃度(度数/100)×0.8(アルコールの比重)」
で表すことができ、食品のエネルギー量(kcal)のように、その量を数値化できます。
飲酒をする場合には、お酒に含まれる純アルコール量(g)を認識し、自身のアルコール摂取量を把握することで、例えば疾病発症等のリスクを避けるための擬態的な目標設定を行うなど、自身の健康管理にも活用することができます。
単にお酒の量(ml)だけでなく、お酒に含まれる純アルコール量(g)について着目することは重要です。
〔お酒に含まれる純アルコール量の算出式〕
摂取量(ml)×アルコール濃度(度数/100)×0.8(アルコールの比重)
例:ビール 500ml(5%)の場合の純アルコール量(g)
500(ml)×0.05×0.8=20(g)
〔日本メディカルダイエット支援機構 理事長:小林正人〕