「幼児期の健やかな発育のための栄養・食生活支援ガイド」の中から、むし歯の有無別の間食の与え方について紹介します。これは平成27年度乳幼児栄養調査結果に基づいて発表されたものです。
回答者は2〜6歳児の保護者です。
2)子どもの食事・間食・飲料について
(1)子どもの食事で困っていること
子どもの食事について現在、困っていることを年齢別にみると、2〜3歳未満では「遊び食べをする」、3歳以上では「食べるのに時間がかかる」と回答した割合が最も高くなっています。「特にない」との回答は約2割で、8割の保護者は子どもの食事の心配事を抱えていることがわかります。
年齢別に見ていくと、「食べるのに時間がかかる」は2〜3歳未満が23.3%、3〜4歳未満が32.4%、4〜5歳未満が37.3%、5歳以上が34.6%でした。
「偏食する」は2〜3歳未満が32.1%、3〜4歳未満が30.6%、4〜5歳未満が32.9%、5歳以上が28.5%、「むら食い」は2〜3歳未満が33.4%、3〜4歳未満が27.1%、4〜5歳未満が25.5%、5歳以上が18.6%でした。
「遊び食べをする」は2〜3歳未満が41.8%、3〜4歳未満が27.4%、4〜5歳未満が23.2%、5歳以上が14.4%、「食事よりも甘い飲み物やお菓子を欲しがる」は2〜3歳未満が24.8%、3〜4歳未満が21.6%、4〜5歳未満が16.1%、5歳以上が13.8%でした。
「小食」は2〜3歳未満が11.0%、3〜4歳未満が16.3%、4〜5歳未満が18.4%、5歳以上が17.2%、「早食い、よくかまない」は2〜3歳未満が16.3%、3〜4歳未満が8.8%、4〜5歳未満が7.8%、5歳以上が7.6%でした。