健康リテラシー22 運動科学での恩人との研究1

健康リテラシーを向上させるための情報発信として、食事と運動の研究が重要であることは認識していながらも、自らの研究としては食事の改善から始まったことがあり、運動は他の専門家に任せていたところがありました。

しかし、健康づくりの情報は食事と運動の両方が同じようなレベルに高まっている必要があり、メディカルダイエットは食事と運動のタイミングによってエネルギー代謝を効果的に変化させることがテーマとなっていることから、運動の研究にも自ら飛び込む必要を感じていました。

そんなときに巡り合うことができたのは、日本健康スポーツ連盟の玉利斎理事長です。日本健康スポーツ連盟は、厚生労働大臣認定運動型健康増進施設の唯一の調査・指導を行う公益財団法人です。

玉利先生は、当時は公益社団法人日本ボディビル・フィットネス連盟の会長でもあり、ボディビルの世界では伝説とも言われるほどの方です。日本で初めてボディビルを大学内の活動として始め、大学生のときに日本ボディビル協会を創立させて、役員となりました。作家の三島由紀夫のボディビルのトレーナーとしても知られています。

玉利先生は筋肉運動、有酸素運動とともに栄養摂取の重要性を訴えていて、私は臨床栄養の世界にいたこともあって、日本健康スポーツ連盟の理事として迎えてもらいました。

日本健康スポーツ連盟では、健康運動指導士のサプリメント講習の講師を担当させてもらい、これまでの栄養の補助という観点だけでなく、運動の能力向上、筋肉強化のためのサプリメントについても、教えながら学ばせてもらうという機会を得ることもできました。

このときの研究成果が、日本メディカルダイエット支援機構のサプリメントスペシャリスト講習の基礎となっています。
〔日本メディカルダイエット支援機構 理事長:小林正人〕