森下仁丹が、全国の小学生(小学1年生から6年生)計804名を対象に、「こどものうんちとちょうに関する実態調査」を実施しました。その後半について紹介します。
健康的なうんちを出せている小学生が過半数を占めていますが、62.4%の小学生が日常的に健康な腸やうんちを保つための方法を実践できていないことから、1日に大半を過ごす学校におけるトイレ事情について聞いています。
健康的なうんちを出せている652名の小学生に、学校でうんちをしたくなったときに、我慢したことがあるかを聞いたところ、86.8%の小学生が、これまでの学校生活でうんちを我慢したことがあることがわかりました。
また、「いつも我慢している」小学生は4.8%で、日々の学校生活でうんちができていない小学生もいることがわかりました。
いつもうんちを我慢している31名の小学生に学校でうんちを我慢した理由を聞くと、「他人友人に知られたくなかったから(58.1%)」、「学校のトイレが汚いから(51.6%)」と友人関係や学校のトイレ環境に関する理由があることがわかりました。
また、同上の小学生に学校においてうんちを我慢したときの具体的な状況を聞いたところ、「授業中・テスト中でトイレに行きたいと言い出せなかった」、「もう少しで下校の時間だったため、友達がいる学校でうんちをするのを我慢した」、「みんなに知られることが恥ずかしい」と、他人の状況で我慢していることが推測されました。
次に、健康的なうんちを出せている652名の小学生に学校以外でうんちをしたくなったときに我慢したことがあるかを聞いたところ、79.6%が「いつも我慢することが多い」「時々我慢していることが多い」「あまり我慢しないことが多い」と回答していました。
その中で、いつもうんちを我慢している12名の小学生に我慢したときの状況について聞くと、「遊びを優先していた」、「近くにトイレがなかった」、「外にいてトイレに並んでいる人がたくさんいた」など、うんちをしたくなったときの環境や状況によって我慢していることが推測されます。
健康的なうんちを出せている小学生の中で、学校でうんちを我慢することが多い286名の小学生に、うんちを我慢することで便秘になる可能性があり、その際に地震に生じる腹痛、便の漏れ、機嫌が悪くなる、集中力が低下するなどの悪影響を知っているかを聞いたところ、12.9%の小学生のみが、「悪影響があることは知っていて症状も知っていた」と回答しました。ほとんどの小学生がうんちを我慢することで起きる症状を知らず、うんちをしたくなっても我慢していることがわかりました。
〔日本メディカルダイエット支援機構 理事長:小林正人〕