健康食品業界に関わったのは法律規制の講師の立場だったのですが、その業界の中心にいる方がテレビ関係者とのつながりがあったことから、健康食品の機能性を紹介する仕事がずっと続いていました。
きっかけは、大手広告代理店のテレビ担当部署の責任者であった方と芸能関係で知り合ったことでした。その方と知り合ったときは、大手広告代理店から離れて、大手芸能プロダクションのテレビ部門の企画会社の役員をされていました。
広告代理店時代に台湾に子会社を作りに行ったときに、今では誰も知っている大物女性歌手を連れて戻ってきました。その当時に私は音楽関係の出版社の仕事もしていて、プロモーションの一環としてメディアへの登場機会を増やす活動に参加しました。
大手広告代理店を離れる寸前に台湾に別の会社を作りに行ったときには、さらに大物歌手を連れてきて、同時期に両方の歌手の担当は大変だということで、私が1人を担当することになってしまいました。
企画会社の役員をされていたときに、日本と台湾のテレビ関係者の交流団体が設立されて、その事務局を手伝いながら、理事も務めさせてもらっていました。同時期に元女優の参議院議員が理事として加わりましたが、その方は健康食品業界の法人の会長も務めていました。
私が健康食品を規制する法律に詳しいということもあったのですが、その業界団体の事務局が、私の住まいから歩いて5分のところにあったこともあって、頻繁に通うことになりました。
これは健康食品の規制緩和が外圧によって始まった1996年のことで、メディア対策が重要とされるタイミングとも重なり、テレビ業界との関係が活かされることになりました。
〔日本メディカルダイエット支援機構 理事長:小林正人〕