美しい景色のトップ3は日本三景と呼ばれていて、松島・宮城県(松島町)、天橋立・京都府(宮津市)、安芸の宮島・広島県(廿日市市)があげられます。地元贔屓(ひいき)が出やすいもので、観光客の多さを掲げて安芸の宮島、天橋立、松島の順があげられることもあります。
江戸時代初期の「日本国事跡考」に初めて日本三景が登場したことから、著者の林春斉の誕生日(1618年7月21日)にちなんで、日本三景観光連絡協議会は7月21日を日本三景の日と定めています。
こういった話をリサーチして、三つの名称とともに覚えることは脳トレにつながります。
素晴しい庭園の三名園は優れた景勝の日本庭園で、偕楽園・茨城県(水戸市)、兼六園・石川県(金沢市)、後楽園・岡山県(岡山市)があげられます。これらは江戸時代の造営された池泉回遊式の代表庭園です。兼六園、後楽園、偕楽園の順で呼ぶ人も多く、これは雪月花に当てはめた呼び順とされています。
美しい景色といえば夜景をあげる向きも多く、三大夜景といえば函館山・北海道(函館市)、六甲山・兵庫県(神戸市)、稲佐山・長崎県(長崎市)ですが、このランクだけは異論が少ないようで、ほぼ固定されています。夜景は優れた観光名所のようで、夜景コンベンションビューローは新三大夜景都市として長崎市、札幌市、北九州市をあげています。
最後に、美しいことは認めるものの、実際に行ってみたら、それほどでもなかったということで三大がっかり名所なるものもあげられています。そのランキングも多くの人の評価は変わらず、時計台・北海道(札幌市)、はりまや橋・高知県(高知市)、オランダ坂・長崎県(長崎市)があげられています。
はりまや橋よりもがっかり度が高いとして、めがね橋・長崎県(長崎市)をあげる向きもありますが、多くの観光客の感想は、どっちもどっちということのようです。
〔日本メディカルダイエット支援機構 理事長:小林正人〕