閃輝暗点は視界に輝きが現れる閃輝が主な症状ですが、状態が進むと視界の一部が暗くなって見えなくなる暗点も起こります。
私の場合は閃輝だけだったので、まだ完全に見えなくなるという状態ではなく、嫌な仕事でなければ、嫌だと感じる相手でなければ、閃輝暗点のピークは5分ほどで、15〜20分をかけて徐々に収まっていくという状態でした。
定期的に集まりがある会に入会することを検討したときに、早朝に起床して、これまで経験していない生活パターンになることに家族も岡山の担当医も心配していたのですが、しばらくは集まりの前後の時間を含めても閃輝暗点が出ない状態でした。
ところが、その後に時間泥棒をされるようなことがあり、そのときには朝の時間にもモザイクが出るようになり、今までと違う紋様が出るようになっていました。
暗点ではないものの、目に小さなシールを貼られたような感じになり、その下は完全に見えなくなる状態でした。
さらに別の時間泥棒をされたことが重なり、季節的に寒さによる脳の血流低下が大きくなって、暗い時間帯は視覚が完全にモザイクになって歩くこともできないという状況にもなって、ドクターストップがかかりました。
これまでのモザイクは左の下側が多く、後頭葉の右側の血流低下であったのですが、左側だけでなく右側にも出るようになりました。左側に出るのは後頭葉の右側の血流低下によるもので、右側に出るのは後頭葉の左側の血流低下の結果です。
網膜の画像は視神経を通じて後頭葉まで送られていますが、脳の中央で交差して左右が逆転しています。このことによって左右の後頭葉の血流低下が起こっていることがわかりました。
悪いことがあるたびに変化していく感じですが、このような状態になると長い時間をかけての講習講師は務めにくくなってしまうところです。しかし、閃輝暗点が強くなり始めたときから時間をかけて講習テキストの工夫を始めたおかげで、6時間の継続講習でもこなせるようになりました。
それは説明しないと理解できない内容と書き方ではなく、“読めばわかる”ようにしたことです。講習の途中で閃輝暗点が出ても、自分が作成した講習テキストなので記憶していることだけでも10分くらいは続けることができます。そのために6時間講習のテキストは最大で200ページにもなりました。
読むだけで、あとは補習だけで済むこともあり、座学講習から通信講習もできるようになりました。これまでは自分で教えなければ理解してもらえないと考えていたのですが、誰でも教えられるようになり、すべての講習を任せられる状態に近づけることができました。
〔日本メディカルダイエット支援機構 理事長:小林正人〕