デトックス5 デトックスによるダイエット

有害物質が体内に多く残っていると、全身の細胞の代謝が低下しますが、中でもエネルギー代謝に働く細胞内のミトコンドリアが有害物質の害を受けることによって、脂肪酸をエネルギーとして代謝させる働きが低下していくことになります。

有害物質は肝臓で分解・解毒されるものの、代謝が低下することで有害物質の分解が遅くなり、肝臓の機能も低下するようになります。

有害物質は細胞を傷つけ、体内で炎症を発生させますが、その解消のために体内の酵素やビタミン、ミネラルが多く使われるようになります。

また、有害物質を分解するときに活性酸素が体内で多く発生するようになります。この活性酸素を消去するためにビタミン、ミネラル、酵素が多く使われるため、さらに代謝が低下するという悪循環になりかねません。

体温を高め、血液循環を進め、発汗を進めていくことで、代謝の低下を補うことができます。入浴によって発汗させた場合には、身体の深部を発熱させる作用は弱いものの、血流の促進によって臓器の機能が高まることから、老廃物の排出を進めることができるようになります。
〔日本メディカルダイエット支援機構 理事長:小林正人〕