「第3の◯◯」という言葉は、新たなコトを表現するときに、よく使われます。その中でもヒットしたのは「第3の居場所」で、第1の居場所、第2の居場所で不足していることを補う、これまでにないモノを提供するということで、これまで進みにくかった社会課題の解決も期待されています。
第3の居場所というキーワードを出すだけで社会的な支援が受けられるような風潮がある中で、あえて第4の居場所を意味する「4thプレイス」をテーマとした連載コラムを始めるのは、第3の居場所で展開していくコトに限界を感じつつあるからです。
4th(fourth)は、1st(first)、2nd(second)、3rd(third)に続く4番目を表現する用語で、プレイス(place)は場所を表しています。居場所を直訳するとplaceは相応しくないかもしれませんが、「第4の居場所」というキーワードをもって、いろいろと考えていくためにコラム(分析・意見を交えた書き物)の形にしました。
初めから結論や主義、主張があるわけではなくて、書き進めていくにつれて方向性が見えてくることを目指しています。
ただ手探りで書いていけば何かが見えてくるというよりも、自分がやってきたこと、やろうとしていることを「第4の居場所」を念頭において書くことによって、より浮かんできやすくなるとの期待感もあるからです。
第1の居場所が家庭、第2の居場所が学校や職場、そして居心地のよい空間が第3の居場所とすると、それはカフェでも集会場でも、子どもにとってはスポーツクラブでも塾でもよくて、大人にとっては“ともだち”と交流する場になるかもしれません。
中には従来の所属しているビジネス環境とは異なる別のビジネス環境という例も、副業が認められる時代になって増えてきました。
その位置付けでよいのか、他に自分にとっての価値観や生きがいを向上させてくれるものがあるのか、それを考えるきっかけとして4thプレイスを掲げて書き進めて行きます。
〔セカンドステージ連盟 小林正人〕