運動ガイド14 高齢者版:現状・取り組むべきことは何か

厚生労働省は「健康づくりのための身体活動・運動ガイド2023」を公表しました。その中の高齢者版の推奨事項の「現状」「取り組むべきことは何か」を紹介します。

〔現状〕
週15メッツ・時に相当する歩数を1日6000歩/日以上とすると、これを満たす高齢者の割合は、男性では65〜74歳で45%、75〜84歳で32%、85歳以上で11%でした。女性では65〜74歳で38%、75〜84歳で22%、85歳以上で15%でした。

〔取り組むべきことは何か〕
推奨事項である「3メッツ以上の身体活動を週15メッツ・時以上」は、一般の方にとって理解しにくい可能性があるため、概ねこの推奨事項に相当する「毎日40分以上の身体活動」「毎日6000歩以上」を推奨しましょう。

運動のみならず、生活活動を高めることでも達成可能です。外出、社会参加、就業などは身体活動を増すよい機会です。

有酸素運動だけでなく、筋力トレーニング、バランス運動などの多要素の運動を行いましょう。
高齢者の外出や社会参加の機会を増やす取組が求められます。
〔日本メディカルダイエット支援機構 理事長:小林正人〕