厚生労働省は「健康に配慮した飲酒に関するガイドライン」を発表しました。
「アルコールの代謝と飲酒による身体等への影響について」の続きの「飲酒による身体等への影響」を紹介します。
〔アルコールの代謝と飲酒による身体等への影響について〕
(2)飲酒による身体等への影響
①年齢の違いによる影響
高齢者は若い時と比べて、体内の水分量の減少等で同じ量のアルコールでも酔いやすくなり、飲酒量が一定量を超えると認知症の発症の可能性が高まります。あわせて、飲酒による転倒・骨折、筋肉の減少(サルコペニア等)の危険性が高まります。
※サルコペニアとは、加齢に伴う骨格筋量低下に加え、筋力及び/または身体機能が低下した状態のことです。
10歳代はもちろん20歳代の若年者についても、脳の発達の途中であり、多量飲酒によって脳の機能が落ちるとのデータがあるほか、健康問題(高血圧等)のリスクが高まる可能性があります。
〔日本メディカルダイエット支援機構 理事長:小林正人〕