抗酸化24 ストレスは血流を乱す

ストレスが高まると、興奮ホルモンのアドレナリンが分泌され、呼吸数と心拍数が増え、血圧が上がり、末梢血管が収縮する、といった身体の変化が起こります。

ストレス状態は自律神経の交感神経の働きを活発にさせます。

交感神経の働きが活発になって、興奮状態になったときには全身の働きが活発になることで細胞でのエネルギーの発生量も多くなり、活性酸素が多く発生するようになりますが、中でも特に活性酸素を発生させるのは末梢血管が収縮するときとなっています。

ストレスによって血管が収縮すると血液の流れが一時的に低下します。そのあとに元の状態に戻って血流が急に高まるときに細胞に多くの酸素とエネルギー源が送り込まれることによって活性酸素が多量に発生します。

ストレスには身体的なストレスと精神的なストレスがあります。身体的なストレスは身体を休めることで低下させることができるために、休養を取ることでストレスによる活性酸素の発生量を抑えることができます。

それに対して精神的なストレスは、身体を休めても原因が続く限りはストレス状態が続くことから活性酸素は発生し続けることになります。
〔日本メディカルダイエット支援機構 理事長:小林正人〕