抗酸化43 抗酸化成分の種類と働き6

〔黒大豆ポリフェノール〕
黒豆の皮に含まれる黒色のポリフェノールで、強い抗酸化作用があり、吸収性が高くて摂取して1時間で吸収され、血液中の脂肪の酸化を防ぐことが確認されています。

黒豆に豊富なアントシアニンのほか、ブドウ種子にも含まれるプロアントシアニジンも豊富で、カテキンが複数つながった構造のエピカテキンが含まれています。
視力機能改善効果のほかに、美白効果などの作用があります。

〔クロロゲン酸〕
コーヒーから初めて抽出された抗酸化成分で、コーヒーポリフェノールとも呼ばれています。抗酸化作用のほかに、コレステロール抑制作用、糖質をブドウ糖に分解するα‐グルコシダーゼの働きを阻害して血糖値の上昇を抑制する作用もあります。

コーヒー豆を焙煎すると減少することが知られており、未成熟の緑色のコーヒー豆から抽出されています。他には、ごぼう、ジャガイモの皮、春菊、プルーンなどに多く含まれます。

〔セサミン〕
ごまに含まれるポリフェノールの一種であるゴマリグナンの構成成分の一つです。ごまには1%ほどの含有量で、摂取するためにはサプリメントが適しています。

ごまにはセサミンのほかに、セサミノール、セサモリン、セサノールなどの成分が含まれます。抗酸化作用があり、肝臓でのアルコール代謝を促進するほか、LDLコレステロール値低下、血圧低下、老化防止、疲労回復、シミやシワの防止などの作用があります。
〔日本メディカルダイエット支援機構 理事長:小林正人〕