飲酒ガイド6 アルコールの代謝と飲酒による身体等への影響について4

厚生労働省は「健康に配慮した飲酒に関するガイドライン」を発表しました。
「アルコールの代謝と飲酒による身体等への影響について」の「飲酒による身体等への影響」の続きを紹介します。

〔アルコールの代謝と飲酒による身体等への影響について〕
(2)飲酒による身体等への影響
③体質の違いによる影響
アルコールを分解する体内の酵素のはたらきの強い・弱いなどが個人によって大きく異なります。

分解酵素のはたらきが弱い場合などには、飲酒により、顔が赤くなったり、動悸や吐き気がする状態になることがあります。(これを「フラッシング反応」と言います。)

※分解酵素の働きの強弱は、遺伝子によるものと言われています。東アジアでは、この分解酵素が弱く、上記のようなフラッシング反応を起こす方々が一定数存在し、日本では41%程度いると言われています。

そのような人が、長年飲酒して、不快にならずに飲酒できるようになった場合でも、アルコールを原因とする口の中のがんや食道がん等のリスクが非常に高くなるといったデータがあるので注意が必要です。
〔日本メディカルダイエット支援機構 理事長:小林正人〕