運動ガイド22 働く人が職場で活動的に過ごすためのポイント2

厚生労働省は「健康づくりのための身体活動・運動ガイド2023」を公表しました。その中の「働く人が職場で活動的に過ごすためのポイント」の「具体的な対策」を紹介します。

〔具体的な対策〕
社会生態学モデルとCOM-Bモデルを組み合わせることで、働く人が職場で活動的に過ごすための具体的な対策を講じることができると考えられています。具体的な対策については、図(下記)にまとめられています。
これらは概念的な整理であり、費用面などを考慮すると、実現可能性が低い事例も含まれます。ここで示された対策を念頭に置きながら、費用対効果の視点も踏まえて、実際の取組を決定していきます。

「社会生態学モデルとCOM-Bモデルを組み合わせた擬態的な対策」
    能力(C)・機会(O)・モチベーション(M)
職場での身体活動の推進策
社会文化的
 政策
   1 健康・安全関連法(O)
   2 身体活動ガイドライン(O,M)
   3 実施規則(O,M)
   4 計画と区切り(O,M)
   5 インセンティブや税金還付(O)
 組織
   6 組織のポリシー(O,M)
   7 リーダーシップ(O,M)
   8 仕事関連の相互作用(O,M)
   9 職務(O)
  10 勤務時間(O)
 社会文化的
  11 社会的相互作用(O,M)
  12 仕事関連の相互作用(O,M)
  13 職場主導の運動教室など(O,M)
 個人
  14 情報提供(M) (人口統計学的、生物学的、心理学的)
物理的
 自然環境
  15 天気(O,M)
  16 日照時間(O,M)
  17 地形(O,M)
 建造環境
  18 歩道(O,M)
  19 活動的な移動(C,O,M)
  20 職場から離れた目的地(O,M)
 建築設計
  21 階段の場所(O,M)
  22 建物のレイアウト(O,M)
  23 自転車置き場(M)
  24 シャワールーム(O)
  25 フィットネスルーム(O)
 オフィス人間工学
  26 スタンディングデスク(O)
  27 活動的でいられる職場環境(O)
〔日本メディカルダイエット支援機構 理事長:小林正人〕