迷言13「二度あることは三度目の正直」その2

「三度目の正直」という諺(ことわざ)は、初めや二度目はうまくいかなくても、三度目は確実であるという意味で、勝負事や占いなどに使われることが多くなっています。

二度目までは失敗しても問題はなくて、三度目に成功すればよいという意味でも使われるのですが、初めから失敗を前提にしているのではなくて、私たちは1回、2回の挑戦は成功ではなくて、3回の挑戦で成功とするという意味合いで使っています。

日本メディカルダイエット支援機構の資格認定講習で、「三度目の正直」という言葉を使うと、リバウンドのことを言っていて、2回くらいダイエットに失敗してもよいではないか、最終的に成功すれば、というような言い訳がましく聞こえることもあるようです。

しかし、私たちはリバウンドを善としているわけではありません。

リバウンドというのは、やせたあとに体重が元に戻ってしまうことを一般には指していますが、元に戻ったというのは本人が感じているだけで、実際には元の状態ではありません。

食事を減らしてやせると体脂肪だけでなくて筋肉も減ります。そのあとに太ると、筋肉は増えていなくて増えたのは体脂肪だけです。脂肪を代謝する筋肉が減るということは以前よりも太りやすく、やせにくくなったわけで、前よりも悪い状態になっています。こればリバウンドの実際の意味です。

今回のテーマは「三度目の正直」ではなくて、「二度あることは三度目の正直」です。私たちの講習は3段階方式を採用していて、初級、中級、上級とステップアップしていきます。上位の資格認定者が下位の資格認定講習を開催できる仕組みですが、初級、中級と二度の講習を経て、三度目の上級資格認定者となって、教育システムの中核を占める存在になってほしいという思いを込めています。

それを説明するために、資格認定講習の初めに、「二度あることは三度目の正直」という言葉を使って説明しているのです。
〔日本メディカルダイエット支援機構 理事長:小林正人〕