4thプレイス14 地域の第3の居場所

新たな活動をするために、新たな団体を設立するというのは、よく行われることです。

特定非営利活動法人(NPO法人)セカンドステージ連盟は、2つの特定非営利活動法人、2つの一般社団法人の代表者が、新たな活動をすることを目指して新たに設立しました。

設立の一つの目的は、2025年4月から始める定年退職年齢65歳の義務化、70歳まで働くことを希望する方の雇用の努力義務化に合わせた、高年齢者(55歳以上の労働者)、高齢者(65歳以上の労働者)が健康を保持しながら働く環境づくりです。

この環境づくりの中には、健康の維持・増進のための新たな検査、新たな分析、新たな健康づくり活動も含めています。それと同時に、企業や団体の中だけでなく、地域の健康づくりにも役立つ活動となることを目指しています。

働く人の健康の維持・増進は、きっかけは企業・団体で提供したとしても、実際の健康のための活動(食事、運動、睡眠、ストレス解消など)は企業や団体の中だけでできることではありません。

その活動は家族の協力があってできることであるといっても、それを家族の努力に期待されても実現は難しいことです。

大都市部のように広範な地域から通勤してくるのが当たり前という地域では、その担い手を自治体に求めても行動に移すのは、なかなか大変なことです。それに対して、地方では働く人と住んでいる地域が重なっていることが多く、住んでいる地域が広めであっても生活環境が近いという特徴があります。

その地域特性を活かして、第1の居場所の家庭、第2の居場所の職場に続く第3の居場所を地域に作っていくことも、セカンドステージ連盟が目指していることの一つです。

私たちが自らの行動で実現することも考えていますが、それに加えて地域での健康づくりのコミュニティを希望する方々の設立と活動のサポートにも努めていきます。これは第3の居場所を地域に作っていって、これらの居場所の住人が地域で交流して新たな居場所(第4の居場所)を創設するための活動です。
〔セカンドステージ連盟 小林正人〕