睡眠ガイド42 睡眠不足・睡眠休養感の低下の裏に潜む睡眠障害

厚生労働省から、「健康づくりのための睡眠ガイド2023」が発表されました。

以下に、「健康づくりのための睡眠ガイド2023」の「睡眠障害について」の「睡眠不足・睡眠休養感の低下の裏に潜む睡眠障害」を紹介します。

〔睡眠不足・睡眠休養感の低下の裏に潜む睡眠障害〕
眠れない(不眠)、眠っても休養が取れた感覚がない(睡眠休養感の低下)、日中の眠気・居眠り(過眠)などの睡眠に関連する症状は、「睡眠環境、生活習慣、嗜好品」によって生じる場合と「睡眠障害」によって生じる場合があります。

前者が原因の場合は本ガイドに記載されている事項を実践して、睡眠に影響を及ぼしうる不適切な睡眠環境、生活習慣、嗜好品のとり方を是正することにより、睡眠に関連する症状を改善させることができます。

他方で、睡眠障害が原因の場合は、これらの是正だけでは睡眠に関連する症状が改善しない場合があります。本ガイドに記載されている事項を実践しても十分な時間眠れない、睡眠で休養感が得られない、日中の眠気が強いなどの症状が継続し、それらの症状が日中の生活に影響を及ぼしている場合は、速やかに医師に相談しましょう。

「睡眠障害について」では、①睡眠時間の短縮、②睡眠休養感の低下、③日中の眠気・居眠り、④社会的に望ましいタイミングに合わせて寝起きできない(朝起きられない、朝早く起きすぎてしまう)などの症状を呈する代表的な睡眠障害に関して概説します。
〔日本メディカルダイエット支援機構 理事長:小林正人〕