日々修行111 IT業界の人脈づくりの怪

IT業界では、自分が何をしたわけではないのですが、一緒に活動したことがある方々が、それなりの業績を上げてきているので、その人脈は私の活動にも大きな力となっていました。

その数々の人脈の成功例も、IT業界の急速な進歩の中では、いつ陳腐な話になるかわからないという状況もあって、それについて書いても“昔々あるところに”となりかねない状況と認識しています。

そんな中にあって、親戚が東証マザーズの上場第一号のIT企業の代表であったという関係から、勝手に人脈ができて、それが利益をもたらしてくれたこともありました。

その代表は今も代表であり、IT業界の雄として多くが認めるところですが、その恩恵を今は受けてはいません。岡山に移住するときに、すべてを当時付き合ってきた方々にバトンタッチしてきました。

IT業界の雄に会いたいとアプローチしてくる人は、東京から遠く離れた今でも年に数回はあります。それが東京にいたときには、月に2〜3回なら少ないほうで、重なったときには1週間に9人からアプローチがあったこともあります。

その中から誰をつなぐべきなのかを考えている時間も惜しかったので、これは共通の知人に任せていました。これで私の負担はなくなったと思っていたのですが、私が直接つながなくなったら、今度は私の紹介だからといって押しかけていく人が出てきました。

そんなことをしている人が相次いでいるのを知ったのは、押しかけられた本人からの連絡で、私との関係性を聞いたところ曖昧な返事しかなかったので確認したいとのことでした。これも相次いであったことから、私が任せたルート以外は取り合わないことにしました。

というのは、会いに行ったことを私に連絡もしない、会いに行ったことを私に知られたくないからと(私が怒ると思ってか)私との仕事をストップさせるということがあったからです。

このような騒ぎは岡山に移住してなくなったと安心していたのですが、ここ2〜3年で知り合った方の中には、私が任せていたルートとルールを知らずにアプローチをする人が複数いました。

そのことを東京のルートから聞いたのですが、どこも断られていて、そのタイミングで私との連絡がつきにくくなったり、メールの返事の内容が曖昧になったりと、東京であったことと同じことが起こっていました。
〔日本メディカルダイエット支援機構 理事長:小林正人〕