前回(100kcal栄養学18)は、実際に食べている分量から、どれくらいのエネルギー量(kcal)を摂取しているのかを知る方法を紹介しました。
主食では、ご飯類は茶碗1杯(軽い盛り)で200kcal、麺類は1玉(1食分)で300kcalとわかりやすいのですが、食パンは例として10枚切り1枚が100kcalの目安であることを示しました。
10枚切りは一般にはサンドイッチのパンの厚さで、食パンは全国的に出回っているのは6枚切りです。これに対して関西で多く出回っている5枚切りは1枚が200kcalとなります。これは食パン1斤(きん)が約1000kcalとなっているからです。
主菜と副菜は食品の種類や切り方などによってエネルギー量が変わってきますが、手を使った簡単な目安の付け方があります。
以下に、100kcalの分量の目安の付け方を紹介します。
肉:手の厚さで、手のひら半分(指4本分)
魚:手の厚さで、手のひら半分(指4本分)
卵:手を軽く握れる空間(卵1個分)
豆腐:手を握ったグーの大きさ
果物:手を握ったグーの大きさ
野菜::両手のひらの上に山に載せた量が1日分
揚げ油:材料の10%(100gの豚カツは10gの油)
油大さじ1:13g(てんぷら以外の揚げ物は1人前10g前後)
〔日本メディカルダイエット支援機構 理事長:小林正人〕