健康情報メール400号発信

平成30年1月6日に健康情報メールの400号を発信しました。健康情報メールは平成22年の4月から原則毎週1回送っているもので、カレンダーの都合で順番が情報が集まらなかった2回だけは出しようがなかったのですが、休まずに送り続けています。何の情報なのかというと、広く健康に関わる官公庁や大学・研究機関の発表情報のサイトを紹介して、リンクして最新情報を確認できるようにしています。1回につき25〜30本の情報となっています。
誰に対して送っているのかですが、医師や研究者、団体の役員を中心に、この人には知っておいてほしいと願っている人向けにしていますが、それでも400アドレスは超えています。他に希望する人にも送っていて、このコーナーに登場するメディアの方々も送り先になっています。
無償で、こんなことを8年以上も続けることになったきっかけは、大学の医師とのやりとりの中で、こちらが最新情報をベースに話しているのに話が食い違うようになり、前の情報が更新されないまま話していることがわかったことからです。専門の先生なので、少し遅れても情報は入ってくるのは間違いないのですが、それまでの間に先生から情報を受けた人たちが古い情報から考えたり、行動したりしてはいけないと考えたこともあります。
本当なら、メディアを通じて古い情報のままにコメントしたり、原稿を書いている専門家の方々にも送りたいところですが、それだと押しつけにもなるので、当方から押しつけたとしても平気で受け入れてくれる(であろう)方々だけにしています。
大学や研究機関の発表を見続けていると、先に他の機関が発表したことと違った結果、違った内容になっていることも多々あります。当方の発信は余計なコメントをつけずに表題だけなので、そこのところは各人に判断をしていただきたいところですが、こういった変化もずっと見続けているからわかることです。
医学や科学は“定説”となっていることでも、後になって実は“仮説”であったことがわかるという例も少なくありません。それどころか間違いを定説のごとく考え、伝えてきたということも少ない例ですが起こっています。ということもあるので、私たちは今わかっていること、今やっていることを“仮説”だと考えることにして、常に本当なのか、理論が実践によって裏付けられているのか、違った方向の見方はないのか、といった目で情報収集と分析に努めています。
理論上は正しくても、こと健康に関しては実践して幸せを感じることができる結果に結びつかないことには、世の中に役に立つ情報とはならないと確信しています。その意識をもって、数多(あまた)ある情報の中から選択して、これからも気力が続く限りは発信していきます。もう少し先のこととは思っていますが(思い込みたいだけかもしれませんが)、そろそろきついと感じたら、私たちの代わりに情報収集、情報発信をしてくれる協力者を得て、できるだけ早い時期にバトンタッチするようにしたいと考えているところです。