メタボリックシンドロームに関する講演会でのこと、先に医師が講師を務め、次が日本メディカルダイエット支援機構のメンバーが講師ということで、必然的に医師の講演を聞くことになります。通常なら予定していた講習内容に従って話をするところでしたが、急に変更して準備していない話もすることになりました。というのは、私たちの活動が勘違いされるような発言があったからです。
その先生は「肥満治療にダイエットは効果がない」と話していました。肥満の人は食事への欲求が強いために、食事の量を減らすように指導をしても実施しきれず、食べてしまって、なかなかやせさせられない、という主旨でした。どうやら、ここで話をしているダイエットというのは食事療法のことで、私たちが研究するメディカルダイエットの食事・運動・休養による体脂肪の減少というのとは異なっているということがわかりました。
だから、私たちの講師は予定通りの話をしてもよかったのですが、司会者が「◯◯先生はダイエットは効果がないという話をされましたが、次の◯◯先生はダイエットによる肥満解消の話をされます」という妙な紹介をしたものだから、話が変な方向に行ってしまいました。話の予定を変更して、「ダイエットは食事療法だけではなく、運動療法も含まれる。入浴や睡眠も体脂肪を変化させる効果があるので、これもダイエットといえる」と言いたかったのですが、司会の紹介のために聴衆が変な期待感を抱いて聞き耳を立てていることがわかったので、当方の講師は「そもそもダイエットは作戦、方針、戦略といった意味で、アメリカでは国会はザ・ダイエットと呼ばれています。日本の国会議事堂は英語表記でnational diet buildingと表記されています。ここから戦略に従った正しい方法を実践するのがダイエットとなり、そこから転じて医学的に裏付けられた食事療法、運動療法もダイエットと呼ばれるようになりました」という、そもそもの話をすることになりました。
妙なスタートになりましたが、日本メディカルダイエット支援機構は、メディカルダイエットで、効果を高めるために食事療法、運動療法、入浴療法、睡眠療法を駆使していて、その組み合わせのタイミング(食事の前の運動、食事後の運動など)によって、より効果を高める方法があることを示しました。これは無理なく、無駄なく続けられる方法で、この具体的な話は、このサイトの最新情報、メディカルダイエット、体質改善の各コーナーに散りばめられています。