スイーツのエネルギー量を知っておく

スイーツのエネルギー量は、「日本食品標準成分表」で知ることができます。これは農林水産省から5年ごとに発表されている食品に含まれている各栄養素の平均値の一覧表で、現在使われているのは2015年版(七訂)です。その中にフルーツ(生フルーツ、ドライフルーツ、フルーツジュース、フルーツジャム)、スイーツ(和菓子、洋菓子、菓子パン、ケーキ、デザート、ビスケット、スナック、キャンデー、チョコレート、アイスクリーム)、飲料(炭酸飲料、アルコール飲料)、スイーツに使われる糖類、乳製品も掲載されています。
「日本食品標準成分表」は平均値であり、実際に食べるもののエネルギー量とは完全に一致していません。エネルギー量が高い砂糖や脂肪の量によっても異なるものの、標準的なエネルギー量がわかれば店頭で買うときにエネルギー量が高いのか低いのかを確認することができます。
表示を見るときには、表示の単位が100g当たりなのか、1食当たりなのかに気をつけます。100g以上のものを100g当たりの表示を見て、少ないと勘違いすることもあります。1食当たりの表示は実際に食べる量のエネルギー量となっていることが多いのです。
エネルギー量が高いものは表示の原材料名に記載されている成分の順位を見ることも必要です。重量が多い順、つまり使用量が多い順番から記載されているので、砂糖などの糖類や脂肪が上位に掲載されていないか確認するべきです。
具体的なスイーツのエネルギー量についてですが、洋菓子は砂糖と脂肪が使われているので、砂糖が中心の和菓子よりもエネルギー量は低くなっています。ただし、同じ重量で比べると和菓子でも、かりんとうや揚げせんべいなどのように油で揚げたものはエネルギー量が高くなっています。甘さが強いものは砂糖が多く使われていると思ったほうがよさそうです。