リズム運動で効果的にメディカルダイエット

ダイエットが続かないのは、空腹感を我慢できないことが大きくて、我慢できないことから、ついつい余分に食べてしまうことにもなります。少ない量でも満腹を感じることができれば食べすぎないということで、血糖値が上昇して満腹中枢が働くまでの15分以上をかけて食べることが一つの方法としてあげられています。ただ、時間をかけて食べればよいといっても、それができないから太ってしまうという人も少なくありません。
満腹感は満腹中枢が働くことだけでなく、セロトニンという神経伝達物質も重要です。セロトニンは幸せホルモンとも呼ばれていて、セロトニンを多く分泌させると幸福感が強まり、食べて幸せを得ようという気持ちが弱まっていきます。セロトニンが最も多く分泌される方法が、食事のあとにできるならよいのですが、セロトニンを最も多く分泌させる方法としてすすめられるのはリズム運動です。
リズム運動というのは、単純運動やダンスのように同じ動作を繰り返す運動のことです。単純運動の足踏みや軽いジャンプ、縄跳びなどは、楽しいことなのかというと、そうではないと感じる人も多くて、ダンスのほうが好まれる傾向があります。
リズム運動に比べると効果としては低いとしても、食事のあとに簡単にできる方法があります。それは噛むことです。本当なら時間をかけて、しっかりと噛む食事がよいのですが、ずっと噛み続けられるような食事をしている人は多くはありません。多くないというよりも、ほとんどいないかもしれません。
そこで、食事が終えてから、ガムを噛むようにします。それも、ただモグモグと噛んでいるだけでなくて、歯を使ってのリズム運動といった感じで、リズミカルに噛み続けていきます。セロトニンが分泌されるまでは5分ほどはかかるので、5分以上は味も噛み心地も長持ちするガムを選ぶようにします。5分を超えて長く噛むほど幸せ感が湧いてきて、満腹感が早く引き出されるようになります。