感染拡大から考えるウイルス感染

ウイルス感染といっても、今回のテーマは新型コロナウイルスの話ではなくて、コンピュータのウイルス感染の話です。しかし、このウイルス感染が新型コロナウイルスを利用してのこととなると、関係があるのかないのか判断がつきにくくなるかもしれません。新型コロナウイルスの蔓延から、日本でもマスク不足が始まりました。今年の冬は暖冬傾向で、花粉症の発生が早まっていることもあって、マスク着用は花粉症対策なのか感染症対策なのかわからなくなります。花粉症対策のマスクなのに、「マスクをしても新型コロナウイルスは防げない」と余計なことを言って顰蹙をかうということまであると聞いています。
マスク不足は深刻で、一般向けのマスクが足りないというだけでなく、医療機関も不足していて、このままだとマスク不足で患者の受け入れができないということにもなりかねない状況です。急に需要が高まったことから店頭で不足しているだけでなく、今ならマスクは高く売れるからと買い占めをして、高く転売している人がいます。海外のネット通販では禁止されていることが日本では禁止されず、注意喚起だけなので、増産されたマスクが出回るようになっても買い占めされる可能性があります。
そんなマスク不足で、新型コロナウイルスのパニックよりもマスクを求めるほうのパニックが先立って起こっていますが。それを悪用して、マスクを無料提供するというメールが送りつけられています。それも公的機関からのメールを装っていて、添付の資料を開くとウイルスに感染するという手口です。そのウイルスも感染力が強くて、メールアドレスを盗んで、そのメールアドレスにウイルスが送りつけられるので、二次感染、三次感染をして拡散していきます。
しかも変異もするというので、なんだか新型コロナウイルスと同じような特徴を持っていますが、パニック心理につけ込んでのウイルスメールが拡散しているので、添付を開かないのが第一です。感染した他人から感染してしまったら防ぐのが大変になるので、ウイルス防止ソフトは最新のもの更新しておくというワクチンのような対策が必要になっています。