感染拡大から考える「あかさたなはやまらわ」

新型コロナウイルスの感染拡大が続く中、さまざまな団体から免疫力を高める方法、健康を維持する方法が発信されています。身体へのアプローチと精神的なアプローチがあるのですが、両方が大切であるとの考えから、心と体の健康を保つポイントとして「あかさたなはまやらわ」が提唱されています。
“あ”は歩く、まずは歩く機会を増やすことが健康の第一ということです。“か”は屈む(かがむ)で、屈伸やストレッチで足の筋肉を鍛えることです。“さ”は支えるで、いろいろな姿勢で身体を支える能力を高めることです。“た”は立つで、立ち上がることの必要性を指しています。
“な”は何でも食べるということで、好き嫌いなくということと同時に、栄養バランスを取ることの重要性を示しています。“は”は吐くで、呼吸を指しています。生きているうちは呼吸をしているわけですが、積極的に息を吐く、そのためには吸わなければならないわけで、呼吸が盛んになるような行動的な生活が求められます。
“ま”は丸める、曲げるで、筋肉を伸ばすストレッチや膝などの関節を回すことです。“や”は休むで、身体を動かすときには、それと同じくらい休むことも必要になります。“ら”はラジオ体操で、体操の代表的なもので、全身の筋肉と関節を動かす効果があります。また、ラジオ体操には毎日の運動習慣という意味合いもあります。“わ”は笑うことで、笑うことによって免疫を高めること、一人では笑う機会が少なくなるので交流が重要です。
この「あかさたなはまやらわ」は、外出自粛で自宅にいてもできることとして紹介されているものの、外出ができない環境の中で、自粛が緩和されたときに、いざ出かけようとしたときに動けないということがないように、すべてではなくても、できることから始めて続けていくことが重要ということを伝えさせてもらっています。