グレープフルーツダイエットは、朝食にグレープフルーツだけを食べる方法と、他のフルーツダイエットにグレープフルーツを加える方法があります。グレープフルーツは水分量が多く、1個を食べるだけでも胃が膨らんで空腹を感じにくくなります。ビタミン、ミネラル、食物繊維については他のフルーツと同様ですが、グレープフルーツには特有のダイエット成分が含まれています。
グレープフルーツは甘さと同時に少し苦味があるのですが、この苦味成分は抗酸化物質でもあるナリンギンで、血液中の脂肪酸を分解するとともに、食欲を抑え、満腹中枢を刺激する作用があります。身の部分では皮の近くに含まれています。最も多いのは皮で、グレープフルーツの匂いを嗅ぐとリラックスして食欲が弱まるという理由の一つにもナリンギンはあげられています。
グレープフルーツは苦味が気になって、砂糖やはちみつをかけて食べる人が少なからずいます。グレープフルーツ以外に朝食として何も食べない人には砂糖などは大切なブドウ糖の補給源になるのですが、デザートとして食べるときにはエネルギー量の摂りすぎになるので、注意しなければいけません。
アボカドダイエットは、食事の前にアボカドを食べるだけの簡単なダイエット法で、食べるタイミングは朝食前でも夕食前でもよいとされます。アボカドは“森のバター”と呼ばれるほど栄養豊富で、たんぱく質、脂質、カリウム、カルシウム、マグネシウム、鉄、亜鉛、葉酸、ビタミンE、ビタミンB₁、ビタミンB₂、ビタミンB₆、食物繊維、オレイン酸、パントテン酸、リノール酸、リノレン酸はフルーツの中では最も多く含まれています。
特に多く含まれているオレイン酸には代謝を高める作用が知られています。ダイエット成分として知られるコエンザイムQ10が含まれています。コエンザイムQ10には細胞のミトコンドリアで脂肪代謝を行う酵素を補う補酵素の作用があります。
コエンザイムQ10には抗酸化作用があり、抗酸化ビタミンであるビタミンA、ビタミンC、ビタミンEがすべて含まれているので、強い抗酸化作用が認められています。
エネルギー量は100g当たり187kcalと、りんごの54kcal、パイナップルの58kcalに比べると、かなり多くなっています。1個では約220kcalもあるので、やはり食べすぎは注意しなければいけません。