学習障害56 異音異議語は面白い16

同じ漢字で発音が違う異音異義語を紹介しています。今回は、か行の“か”から始まる異音異義語の第4回と、“き”から始まる異音異義語の第1回です。
上句「かみのく」短歌の初めの五・七・五の3句、連歌・俳諧で五・七・五の句。「じょうく」上の句。
芥子「からし」カラシナの種子を粉にしたもの。「けし」ケシ科の越年草。カラシナの種子。微小なこと。芥子玉の略。芥子括の略。幼児の髪型、芥子坊主。女が日本髪を結うときに少しばかりの髪を頂の真中で束ね結ぶもの。鎧の金具廻の包み革に打つ細かい留鋲、小桜鋲。
翡翠「かわせみ」ブッポウソウ目カワセミ科の鳥。「ひすい」カワセミの異称(雄は翡、雌は翠)。鳥の尾の長い羽。カワセミの羽の色のように美しくつつやかなもののたとえ。玉(ぎょく)の一。
寒気「かんき」つめたい空気。「さむけ」さむさ、かんき。病気のために身体に不愉快な寒さを感ずること。
生女「きおんな」たしなみのない粗野な女、色気のない女。「なまおんな」未熟な女。身分の低い女。
生薬「きぐすり」薬草のまだ刻まず調剤していない漢方薬。「しょうやく」動植物の部分・細胞内容物・分泌物・抽出物あるいは鉱物でそのまま薬品として用いるあるいは製薬の原料とするもの。
生酒「きざけ」まぜもののない純粋の酒。「なまざけ」製造過程で通常行う加熱殺菌を廃した清酒。