学習障害58 異音異議語は面白い18

同じ漢字で発音が違う異音異義語を紹介しています。今回は、か行の“き”から始まる異音異義語の第3回です。
久遠「きゅうえん」時の無窮なこと、永遠。広く大いなること。「くおん」時の無窮なこと、久しく遠いこと。「くどう」北海道の群名。
九重「きゅうじゅう」9枚、9個重なっていること。「ここのえ」九つ重なっていること。門を九重に造る王城。禁中、皇居。皇居のあるところ。
九十九「きゅうじゅうきゅう、くじゅうく」99。「つくも」九十九髪。江浦草の異称。
宮城「きゅうじょう」天皇の平常の居所。古代の皇居とその周囲の諸官庁などを配置した一郭の称。「みやぎ」東北地方東部の県。
救世「きゅうせい」乱れた世の中をよくすること、人々を苦しみや不幸の多い世から救うこと。「くせ、くぜ、ぐせ」世の衆生を救済すること。仏・菩薩の通称。観世音菩薩のこと。
九品「きゅうひん」品物が九個。「くほん」極楽浄土に往生する者の生前に積んだ功徳の違いに応じて分けた九等の階位。
強力「きょうりょく」力の作用が強いこと。「ごうりき」力の強いこと。荷を負って修験者などに従う下男。登山者の荷を負い案内に立つ人。
今日「きょう」この日、本日。「こんにち」本日、この日。近頃、現今。
曲者「きょくしゃ」芸能に巧みな人。「くせもの」ひとくせある人物。異常な能力をそなえた人間。妙手、やり手。えたいの知れないもの、用心すべきもの。ばけもの、怪物。あやしい者、不審なもの。
曲水「きょくすい」庭園または樹林・山麓をまがり流れる水。曲水の宴の略。「わたみ」流れが入りまがってたまっている水。