学習障害62 異音異議語は面白い22

同じ漢字で発音が違う異音異義語を紹介しています。今回は、か行の“け”から始まる異音異義語の第2回と、“こ”から始まる異音異義語の第1回です。
健児「けんじ」血気盛んな男。「こんでい」奈良・平安時代の軍団を廃した代りに諸国に配置してその国の兵庫および国府の守護や関所の警固などをさせた兵士。
現生「げんしょう」現在の世。「げんなま」現金の俗語。
見物「けんぶつ」名所や催しもの好奇心をそそるものなどを見ること。見るに値するもの。見物をする人。「みもの」見る値打ちのあるもの。傍から見ること。
小字「こあざ」町村内の大字をさらに細かく分けた称。「しょうじ」小さい字、細字。幼時のあざな、幼名。
後漢「こうかん」五代の一国。「ごかん」中国の王朝の一。
合歓「ごうかん」歓楽を共にすること。夫婦が同衾すること。「ねむ」ねむのきの略。
強気「ごうぎ」強情、頑固。勢いのはげしいこと。すばらしいさま。「つよき」気の強いこと。相場が上がると予想すること。
高山「こうざん」高い山。「たかやま」高い山。岐阜県の北部の高山盆地にある市。
工場「こうじょう」機械などを使って労働者が継続的に物品の製造や加工に従事する施設。「こうば」機械などを使って比較的小規模に物品の製造や加工をする施設。
後生「こうせい」あとから生れて来た人。後に学んだ人。あとからできたもの。「ごしょう」死後ふたたび生れかわること。来世の安楽、極楽往生。極楽往生を願ってこの世で徳行を積むこと。人に折り入って頼むときにいう語。
川内「こうち」川の中流に沿う小平地。「せんだい」鹿児島県北西部の市。