新型コロナウイルスは日常的な清掃の繰り返しで防げるのか

新型コロナウイルス対策としてワクチンを接種すれば、それで感染を防止できるのかというと、ワクチンの有効率は100%ではありません。種類によって90%から70%台の有効率もあります。新型コロナウイルスは変異をするために、従来の対策である三密回避、消毒、体温測定だけでは防ぎ切ることは不可能で、感染のリスクが高い多くの人が集う場所で新型コロナウイルスが生き残らないようにすること、そこから感染が拡大しないようにすることが絶対に必要になります。
洗浄・消毒のプロは、自治体からの委託を受けて、役場、公会堂、公民館、図書館、体育館、学校、幼稚園、保育園といった公共施設での新型コロナウイルス対策を請け負えば、着実に対処します。その洗浄・消毒の直後なら、感染リスクが高いとされる接触場所に触れたとしても、まあまあ安心することはできます。しかし、時間が経過して、多くの人が接触したり、飛沫を飛ばしたところに触れたら、これはリスクがゼロというわけにはいかなくなります。時間が経過するほど、利用者が増えるほど危険度は高まっていくことになります。
プロの洗浄・掃除の結果は時間経過との戦いということになります。この戦いに勝つためには、プロではなくて施設などの職員による清掃が大切になり、プロの洗浄・消毒の衛生レベルを長引かせるような清掃が重要となります。新型コロナウイルスは、細菌感染とは違って、衛生的な環境を保持すればよいということではなくて、誰かがウイルスを持ち込めば、それでリスクは一気に高まって、そこに不幸にして触れてしまい、指先を口元に持っていく機会があると簡単に感染してしまうということです。
となると、施設の職員が施設から感染させることがないように衛生管理を着実にすることも重要となりますが、もしも家庭にまで持ち運んでしまった人がいた場合には、そこから感染を拡大させないことも大切になります。ということで、家庭内の感染防止も、できることならプロの洗浄・消毒のレベルを持ち帰って、家庭で実践してほしいので、プロの知識を学ぶための講習を地域で行うことも、また重要になるということです。