学習障害71 異音異議語は面白い31

同じ漢字で発音が違う異音異義語を紹介しています。今回は、さ行の“し”から始まる異音異義語の第6回です。
初春「しょしゅん」春のはじめ。陰暦正月の称。「はつはる」春のはじめ、新春、新年。
初日「しょにち」初めての日、演劇・相撲などの興行の最初の日。相撲で負け続けていた力士が初めて勝つこと。「はつひ」元日の朝日、初日の出。
白板「しらいた」イカ・タイ・エビなどを材料とした上等な板付蒲鉾。「ぱいぱん」麻雀の何も書いていない白い牌、隠語。「はくばん」ホワイトボード。
白魚「しらうお」シラウオ科の硬骨魚。「しろうお」ハゼ科の海産の硬骨魚。
白髪「しらが」色素がなくなって白くなった髪。むかし子供の髪置きのお祝いに長寿を祈って頭にかぶせたかぶりもの。婚姻の贈物に用いる麻。白い絹糸。「はくはつ」白い毛髪。
白紙「しらかみ、しろかみ」色の白い紙。何も書いていない紙。「はくし」白色の紙。中国渡来の紙で薄くて白いもの。何も書いてない紙。先入見のないこと、何もなかったもとの状態。
白子「しらこ」魚類の精巣の俗称。人間や動植物でメラニン・葉緑素などの色素を欠いて白色となった個体。「しらす」シロウオの別称。カタクチイワシ・ウナギ・アユなどの稚魚の称。
白々「しらじら」いかにも白いさま、夜が次第に明けて白むさま。あからさまなこと。興ざめであること、そらぞらしいさま。「しろじろ」めだって白いさま。
白墨「しらずみ」胡粉を練り固めた白色の絵具。「はくぼく」高温度に熱した焼石膏または白堊の粉末などを水でこね型に入れて棒状に固めたもの、チョーク。