健康寿命延伸のための提言3 提言の内容(前半)

国立高度専門医療研究センター6機関(国立がん研究センター、国立循環器病研究センター、国立精神・神経医療研究センター、国立国際医療研究センター、国立成育医療研究センター、国立長寿医療研究センター)が連携して、研究成果として「疾患横断的エビデンスに基づく健康寿命延伸のための提言(第一次)」を公開しています。その内容について、以下に紹介します。
1.喫煙:◎たばこは吸わない、◎他人のたばこの煙を避ける。〔国民一人一人の目標〕たばこを吸っている人は禁煙する。また、他人のたばこの煙を避ける。
2.飲酒:◎節酒する。飲むなら節度のある飲酒を心がける。◎飲まない人や飲めない人にお酒を強要しない。〔国民一人一人の目標〕飲む場合は、1日あたりの飲酒量は、男性でアルコール量に換算して約23g程度(日本酒なら1合程度)、女性はその半分に抑える。休肝日を作る。寝酒は避ける。飲まない人や飲めない人にお酒を強要しない。
3.食事:年齢に応じて、多すぎない、少なすぎない、偏りすぎないバランスのよい食事を心がける。具体的には、◎食塩の摂取は最小限(男性7.5g/日未満、女性6.5g/日未満)に。◎野菜、果物の摂取は適切に、食物繊維は多い摂取する。◎大豆製品を多く摂取する。◎赤肉(牛・豚・羊の肉)・加工肉などの多量摂取を控える。◎甘味飲料(砂糖や人工甘味料が添加された飲料)は控えめに。◎年齢に応じて脂質や乳製品、たんぱく質摂取を工夫する。◎多様な食品の摂取を心がける。〔国民一人一人の目標〕年齢に応じて、多すぎない、少なすぎない、偏りすぎないバランスのよい食事を心がける。具体的には、食塩の摂取は最小限に、野菜・果物は適切に、食物繊維は多い摂取する。また、大豆製品や魚を多く摂取し、赤肉・加工肉などの多量摂取を控え、甘味飲料の摂取は控える。年齢に応じて脂質や乳製品、たんぱく質摂取を工夫する。多様な食品の摂取を心がける。
4.体格:◎やせすぎない、太りすぎない。◎ライフステージに応じた適正体重を維持する。〔国民一人一人の目標〕ライフステージに応じて、体格をその時々の適正な範囲で維持する。