学習障害82 異音異議語は面白い42

同じ漢字で発音が違う異音異義語を紹介しています。今回は、は行の“は”から始まる異音意義語の第1回です。
白衣「はくい」白い色の衣服。官位のない卑しいもの。「びゃくえ」白色の衣服。俗人の称。白小袖に指貫または袴だけをつけた下着姿で表衣を着ないこと。礼にそむくこと。
八十「はちじゅう」80。「やそ」数の多いこと。
八幡「はちまん」八幡神・八幡宮の略。少しもいつわりのない場合にいう語。「ばはん」倭寇の異称。外国へ略奪に行くこと。国禁を犯して海外に渡ること。八幡船の略。「やはた」もと福岡県の市(北九州市)。「やわた」京都府南部の市。千葉県市川市の地名。
幕下「ばっか」張った幕の下、陣営。大将の唐名。将軍・大将軍の敬称。将軍の配下に属するもの。家臣、家来。「まくした」力士の階級の一。幕内より下の力士。
八千「はっせん」8000。「やち」数のきわめて多いこと。
飛蝗 「ばった」バッタ目バッタ上科に属する昆虫の総称。「ひこう」バッタ科のトノサマバッタ・サバクトビバッタなどが多数群飛して移動する現象。
八百「はっぴゃく」800。「やお」数のきわめて多いこと。大阪市南東部に隣接する市。
八百万「はっぴゃくまん」800万。「やおよろず」数がきわめて多いこと。
半月「はんげつ」1か月の半分。弓張月、弦月。弦月の形をした半円形。琵琶の胴の表側にある弦月形の響孔。紋所の名。「はんつき」1か月の半分。
半額「はんがく」ある金額の半分。「はんびたい」額中央の前寄りに細く三日月形に透かした冠。
半玉「はんぎょく」まだ一人前でない玉代が半分の芸妓。「はんたま」うどん・そばなどの1玉の半分。