世のため、人のため、自分のため×2

他人のためにするボランティアは喜ばれはするものの、無料で長く続けることは困難です。継続してこその社会貢献活動であるので、ボランティアをして儲からないとしても、少なくとも損をしたと感じるようなことであってはいけないのです。もちろん、儲かるまでいかなくても、それなりの収入があったほうがよいのは当然のことです。
ボランティア活動の料金は、安かろう悪かろうではなくて、この質の内容なら本来なら高めのギャラをもらわなければいけないことを、通常の料金でやるというレベルのものであることが望ましいと感じています。私たちが実施するセミナーでは、通常の料金設定にはなっていますが、講習内容が理解できるように、読めばわかるようにするための資料を作成しています。
参考資料は、講習のときに示したら混乱させてしまうので、あとで資料を読み直すときに使えるように提供します。質問があれば、講習の最後のほうで時間を作るだけでなくて、あとでメールで受けて、メールで返答します。このときにも必要な資料があればつけています。さらに、健康関連の情報は新たな知見が出てくると古い情報になるだけではなくて、間違った情報にもなりかねないので、最新情報も発信します。食事に関わるセミナーの場合には、食生活のチェックをして、返答とともにアドバイスもします。
これらに全部料金をつけていたら、高くなってしまうので、通常の料金のうちで実施するようにしています。それでも数が増えてくると辛く感じることもあるので、そのときには「世のため、人のため」と口にして、心の中で「自分のため」と2回言うようにしています。自分のため、というのは、自分の勉強になり、周囲の方々から評価をしていただけるというメリットのことを指しています。
(日本メディカルダイエット支援機構 理事長:小林正人)