日本メディカルダイエット支援機構の講習は、ただ聞いてためになった、という反応があるだけでは正しく伝わったとは考えていません。聞いたことが、そのまま他の人に話ができるくらいに理解してくれることを目指しています。そのために何をしているのかというと、わかりやすい言葉を使う、ゆっくりと話をする、受講者の顔を見回してわかったという表情が見られたら次へと進む、わからない人が多いようだったら詳しく説明するようにする、といったことではありません。
講習の時間は限られているので、講習が終わってから講習テキストを読み直せば、必ず理解できるというような“読めばわかる”テキストを作っています。話をした内容を、そのまま文章に起こすことをする講習もあります。それはそれでありだとは思うのですが、話し言葉は、話をしているほうも聞いているほうもまともな内容であると思っていても、実際に文字に起こしてみると、案外と文章としてはわかりにくい、中には滅茶苦茶というものさえあります。
文章として正しい内容になっていることと、話していることは一致しないことのほうが多いのです。新型コロナウイルス感染が完全に治る(おさまる)終息まではいかなくても、大きく減少していって、この段階なら緊急事態宣言を解除しても再燃しないという状態の収束になれば、座学講習もできるようになると期待するところです。高齢者を対象とする講習も子どもを対象とする講習も面談で実施したいところですが、いつまで面談で感染する状態が続くかわからない状態では、オンライン講習は続いているはずです。そのときにも対応できる、新たな講習スタイルで使えるような講習を作り出すことが求められています。