発達栄養学145 食に関する指導の目標1

文部科学省の「食に関する指導の手引」の食に関する指導の目標から、食事の重要性について紹介します。
【食事の重要性〕】(食事の重要性、食事の喜び、楽しさを理解する)
子どもたちが豊かな人間性を育み、生きる力を身に付けていくためには、何よりも食が大切であるという視点である。
食は人間が生きていく上での基本的な営みの一つであり、健康な生活を送るためには、健全な食生活や食環境が欠かせないものであり、その営みを大切にすることが重要である。
〔知識・技能〕
*食事は人間が生きていく上で欠かすことのできないものであること、食事には空腹感を満たしたり気持ちを鎮めたりする働きがあること、仲間との食事や食味のよさは心を豊かにすること、朝食をとるなど食事は規則正しくとることが大切であり、心と体を活動できる状態にし、持てる力を充分に発揮できるようになることなど、食事の重要性や食事の喜び、楽しさを理解できるようにする。
〔思考力・判断力・表現力〕
*食環境と自分の食生活との関わりなどを見つめ、必要な情報を収集し、健康な生活や健全な食生活を実現するために何が必要かを考え、適切に意思決定して行動できるようにする。
〔学びに向かう力・人間性〕
*食事に興味・関心をもち、健全な日常生活の基盤を支えるために、自ら調理して食事の準備をしたり、栄養バランスに配慮した食生活を実践したりしようとする態度を養う。