文部科学省の「食に関する指導の手引」の食に関する指導の目標から、食事の重要性について紹介します。
【感謝の心】(食べ物を大事に、食料の生産などに関わる人々へ感謝する心をもつ)
人の食生活が自然の恩恵の上に成り立っていること、また食に関わる人々のさまざまな活動に支えられていることに対して感謝する心が大切であるという視点である。
人々の生活は昔から動植物などの自然の恩恵に支えられて成り立っていることや生産・流通・消費など食に関わる人々のさまざまな活動に支えられていることに気づき、環境保全や食品ロスの視点も含めて、感謝の気持ちや食べ物を大事にする心を育むことが求められている。
〔知識・技能〕
*食料の生産は、すべて自然の恩恵の上に成り立っていることを理解できるようにする。
*食生活は、生産者をはじめ多くの人々の苦労や努力に支えられていることや食という行為は、動植物の命を受け継ぐことであることを理解し、食品を無駄なく使って調理するために必要な技能を身に付ける。
〔思考力・判断力・表現力〕
*自然界の中で動植物と共に生きている自分の存在について考え、食品ロスの視点も含めて環境や資源に配慮した食生活を実践するために何が必要かを考えることができるようにする。
〔学びに向かう力・人間性〕
*食事のあいさつで、食に関しての感謝の気持ちを表現しようとする態度を養う。