ポストコロナ「捨てる紙あれば拾う紙あり」3

紙に書かれた情報は蓄積されるほど分量が増えて、そのうちに置き場にも困るようになります。これに対して、デジタル情報なら、超大型のデータセンターなどは別にして、通常のパソコンでも充分な容量を蓄積することができます。蓄積だけを考えてもデジタルが圧倒的に優位です。昔ならパソコンが故障したらお終いということがあったものの、今ではハードディスクも個人レベルで保持できて、クラウドでも全情報がバックアップできます。
インターネットが普及して、情報の伝達といえば、紙の情報を遥かに超えていて、もう紙の情報は捨てたほうがよいのかと思われたくらいです。紙の情報も、どんどんとデジタル情報になって、今さら紙の情報をデジタル情報に変えても手遅れかとも思われていました。というのは、先にデジタル情報としてネット掲載したものは、多くの人に検索されていて、同じような情報だったら、上位には追いつけないと言われていたからです。
ところが、ネットの検索ロボットの性能が高まり、コピペ情報が排除されたり、コピーされた側の元情報であっても多くで使われている情報の価値が低く判断されるようになりました。自分の情報は先に出されたものだといっても、なかなか通用しなくなってきたのです。
そこで逆に注目されるようになったのが、今まで紙の情報だけで、ネットには出ていなかった情報が、まったく新たな情報ということで評価されるようになりました。といっても、信頼がおけない会社や団体の情報は価値が低いと判断され、ブロクでの掲載も本来の価値がどうであれ低く判断されるようになりました。これまで手軽だということでブログを活用してきた情報提供者が撤退を始めているのは、そんな理由があります。
日本メディカルダイエット支援機構は、13年間担当してきた月刊情報誌でコンテンツとして二次使用できる原稿が1800ページ以上あります。講習テキストも メディカルダイエットエキスパート、インターバルウォーキング指導者、サプリメント情報知識検定、児童発達サポーター、発達栄養指導者、抗酸化アドバイザー、フルーツ&スイーツエキスパートが紙(A4)で、それぞれ80〜150ページの分量があります。
これをネット情報として活用することだけでなく、ネット経由の教育にも活用できれば、まさに「捨てる紙あれば拾う紙あり」となるわけです。