発達栄養学152 学年段階別に整理した資質・能力2

文部科学省の「食に関する指導の手引」の食に関する指導は、児童・生徒の実態に応じて軽重をつけることが必要として、学年段階別に整理した資質・能力の例をあげています。
【小学校中学年】
〔食事の重要性〕
*日常の食事に興味・関心をもち、楽しく食事をすることが心身の健康に大切なことがわかる。
〔心身の健康〕
*健康に過ごすことを意識して、さまざまな食べ物を好き嫌いせずに3食規則正しく食べようとすることができる。
〔食品を選択する能力〕
*食品の安全・衛生の大切さがわかる。
*衛生的に食事の準備や後片付けができる。
〔感謝の心〕
*食事が多くの人々の苦労や努力に支えられていることや自然の恩恵の上に成り立っていることが理解できる。
*資源の有効利用について考える。
〔社会性〕
*協力したりマナーを考えたりすることが相手を思いやり、楽しい食事につながることを理解し、実践することができる。
〔食文化〕
*日常の食事が地域の農林水産物と関連していることが理解できる。
*地域の伝統や気候風土と深く結びつき、先人によって培われてきた多様な食文化があることがわかる。