文部科学省の「食に関する指導の手引」の食に関する指導は、児童・生徒の実態に応じて軽重をつけることが必要として、学年段階別に整理した資質・能力の例をあげています。
【小学校高学年】
〔食事の重要性〕
*日常の食事に興味・関心をもち、朝食を含め3食規則正しく食事をとることの大切さがわかる。
〔心身の健康〕
*栄養のバランスのとれた食事の大切さが理解できる。
*食品をバランスよく組み合わせて簡単な献立をたてることができる。
〔食品を選択する能力〕
*食品の安全に関心をもち、衛生面に気を付けて、簡単な調理をすることができる。
*体に必要な栄養素の種類と働きがわかる。
〔感謝の心〕
*食事に関わる多くの人々や自然の恵みに感謝し、残さず食べようとすることができる。
*残さず食べたり、無駄なく調理したりしようとすることができる。
〔社会性〕
*マナーを考え、会話を楽しみながら気持ちよく会食をすることができる。
〔食文化〕
*食料の生産、流通、消費について理解できる。
*日本の伝統的な食文化や食に関わる歴史などに興味・関心をもつことができる。