サプリ概論37 血糖値に作用する素材5

インスリンの分泌量を増やす作用がある成分があり、これを摂ることによって膵臓を刺激してインスリンの分泌が促され、血糖値の上昇が抑制されます。
インスリン分泌促進作用のある素材としてはカイアポイモ、クロム、バナジウム、バナバがあげられます。
カイアポイモはブラジルのカイアポ山地に自生する白甘藷の一種で、インディオの健康食として使われてきました。皮の近くに多く含まれている酸可溶性糖タンパクのCAFにはインスリン分泌促進作用とともに、インスリンの分泌量が少なくても血糖値を抑えるインスリン作用改善効果があり、血糖値を正常化させる作用があります。カイアポイモは土壌中のミネラルを多く吸収しており、中でもカリウムが豊富に含まれます。カリウムによってナトリウムを排出させ、血圧を降下させる働きがあります。
クロムは糖質や脂質の代謝に関わるミネラルで、体内では肝臓、腎臓、脾臓、血液に存在しています。インスリンが細胞と結合してブドウ糖を取り込む働きを改善して、血糖値を低下させる作用があります。また、クロムには脂質代謝を促進して血液中の中性脂肪やコレステロールの量を正常に保つ働きもあります。
バナジウムは微量ミネラルの一種で、インスリンと似た働きで血糖値を上昇しにくくさせる作用があります。富士山の伏流水に多く含まれるとされますが、これは湧水に含まれる量として最も多いというもので、豊富に含まれる魚介類や海藻と比較すると微量でしかありません。
バナバはフィリピン、インドネシア、タイ、インドなどの熱帯、亜熱帯に自生する薬用植物で、葉に含まれるコロソール酸はインスリンと同じような働きがあり、血糖値を低下させる作用があります。また、インスリンの分泌を高める亜鉛のほか、マグネシウム、カルシウムなどのミネラルも豊富に含まれています。