発達栄養学162 社会教科での食に関する指導・中学校3

文部科学省の「食に関する指導の手引」では教科ごとの食に関する指導を各論として掲載しています。ここでは社会の各学年の食に関連する内容(中学校)を紹介します。
〈公民的分野〉
◎食に関連する内容
2 内容
A 私たちと現代社会
(1)私たちが生きる現代社会と文化の特色
位置や空間的な広がり、推移や変化などに着目して、課題を追求したり、解決したりする活動を通して、次の事項を身に付けることができるように指導する。
イ 次のような思考力、判断力、表現力などを身に付けること。
(ア)少子高齢化、情報化、グローバル化などが現在と将来の政治、経済、国際関係に与える影響について多面的・多角的に考察し、表現すること。
(イ)文化の継承と創造の意義について多面的・多角的に考察し、表現すること。
B 私たちの経済
(1)市場の働きと経済
対立と合意、効率と公正、分業と交換、希少性などに着目して、課題を追求したり、解決したりする活動を通して、次の事項を身に付けることができるよう指導する。
ア 次のような知識を身に付けること。
(ア)身近な消費生活を中心に経済活動の意義について理解すること。
(イ)市場経済の基本的な考え方について理解すること。その際、市場における価格の決まり方や資源の配分について理解すること。
3 内容の取り扱い
(2)内容のAについては、次のとおり取り扱うものとする。
(イ)イの(イ)の「文化の継承と創造の意義」については、我が国の伝統と文化などを取り扱うこと。