文部科学省の「食に関する指導の手引」では教科ごとの食に関する指導を各論として掲載しています。ここでは理科の各学年の食に関連する内容を紹介します。
〔各学年の食に関連する内容〕
◎第4学年
(ア)食に関する内容
B 生命・地球
(1)人の体のつくりと運動
人や他の動物について、骨や筋肉のつくりと幡羅近位着目して、それらを関係づけて調べる活動を通して、次の事項を身に付けることができるよう指導する。
ア 次のことを理解するとともに、観察、実験などに関する技能を身に付けること。
(イ)人が体を動かすことができるのは、骨、筋肉などの働きによること。
イ 人や他の動物について追求する中で、既習の内容や生活経験を基に、人や他の動物の骨や筋肉のつくりと働きについて、根拠のなる予想や仮説を発想し、表現すること。
(イ)当該教科で指導することが考えられる例
*骨や筋肉の働きを知り、噛むときに使う、それらの働きを理解できるようにします。
◎第5学年
(ア)食に関する内容
B 生命・地球
(1)植物の発芽、成長、結実
植物の育ち方について、発芽、成長および結実の様子に着目して、それらに関わる条件を制御しながら調べる活動を通して、次の事項を身に付けることができるよう指導する。
ア 次のことを誓いするとともに、観察、実験などに関する技能を身に付けること。
(ア)植物は、種子の中の養分を基にして発芽すること。
(ウ)植物の成長には、日光や肥料などが関係していること。
イ 植物の育ち方について追求する中で、植物の発芽、成長および結実とそれらに関わる条件についての予想や仮説を基に、解決の方法を発想し、表現すること。
(2)動物の誕生
動物の発生や成長について、魚を育てたり人の発生についての資料を活用したりする中で、卵や胎児の様子に着目して、時間の経過と関係づけて調べる活動を通して、次の事項を身に付けることができるよう指導する。
ア 次のことを理解するとともに、観察、実験などに関する技能を身に付けること。
(イ)人は、母体内で成長して生まれること。
イ 動物の発生や成長について追求する中で、動物の発生や成長の様子と経過についての予想や仮説を基に、解決の方法を発想し、表現すること。
(イ)当該教科で指導することが考えられる例
*農作物の成長の様子に着目して、日光や肥料などの考え方によって成長が異なることを捉えられるようにします。